柴崎友香と重松清

一時期に比べると家に帰ってもちょっと余裕があって、
立て続けに小説を読んだ。
マイミクのまみさんが良いって書いてた重松清の「きみの友だち」は、
うわ〜久々に凄い小説だ。と思いつつぐんぐん引き込まれて、
読み出したら一気に読んでしまいそうだったけれど、
一話一話ををかみ締めながら、一週間くらいかけて
昨日やっと読み終えた。
道徳の教科書に載っててもおかしくないような、学校と子どもの話。
何人もの「きみ」が出てきて、その誰もがいい子だったり、
取り分け魅力的って訳でもないところが、
自分とか、自分の小中学生時代とかと重なって、リアルだし
ひりひりしてて、大人になっても「あの感じ」をなんだか思い出してしまった。
なんとなく読まなかった作家だけど、別のも読んでみようと思った。
柴崎友香はもちろん良かったけど、正直もっと続きが読みたい。
2編とも、ここで終わり!?って感じが強かった。
あ、「次の町まで、きみはどんな歌をうたうの?」です。
でもやっぱり、住んでる町の話だし、身近すぎて、小説読んでるより
人の話し聞いてるような気持ちになる、そこが好き。