坪口TRIO カフェアンデパンダン

行きしなに「なか卯」にて今日初めてのちゃんとしたメシ。天ぷらうどん。「なか卯」のうどんは腰があってよい。ファーストフードのクセに。そのまま河原町へ行く。時間があるのでブラブラする。最近来まっくてるけれど、独りで見て回るほうが気が楽ということもある。秋物衣類や店の移り変わりを見て回る。ここ半年で随分な変化があるように思う。ふと一時間くらい時間を間違えて行動していた事に気づく。そろそろ開場だと思ってから、まだ一時間以上ヒマだ。途方に暮れていると会場付近で坪口さんを見かける。今日はジャージではない。付近をさらにぶらつく。好きな服屋で秋冬もののカタログを貰う。アホみたいにバイトしていた頃に比べて服に使うお金が減った。当たり前だけれど。うんちく系の服屋は意外と好きだ。不毛なセールストークよりも納得できるし。でもここの少し売り方が変わってきたこともあり少し寂しい。全体的に値も上がったし、一品の数は少数で型を増やしたらしい。早く行かないとなくなるし、下手したら予約で売り切れて店に並ばない事もしばしば。そんなこんなで、今日の会場「カフェアンデパンダン」へ。
初「アンデパンダン」。日頃から遊んでる近所にこんなライヴスポットがあることに驚き。さすがにただのジャズトリオではなくエフェクト類が並ぶ。坪口さんの機材は「カオスパッド」2台(一台は赤と青で塗り分けられた見たことない機種だった。きっと自分の不勉強です)とボスのアナログディレイだった。菊地マチャアキさんはアナログシンセ(?)とコンパクトのエフェクター、詳細は確認できず。20分ほど押しでスタート。曲が始まると、早々にカオスパッドによるリアルタイムで自分のプレイきり刻み。コンセプトは菊地クインテットと似ている気がしたけれど、ピアノトリオである点や、選曲などなど雰囲気は全く違った。エフェクト等無い場面では本当に普通のトリオだし。もちろん良い意味で。ビルエヴァンスが多かった模様、後は東京ザヴィヌルバッハの曲(自分でウェザーリポートそっくりの曲と言っていた)のジャズトリオアレンジ、マイルスのカインドオブブルーから一曲、坪口さんのオリジナルなどなど。ポリスウィングの曲は2曲くらいだっただろうか。もう慣らされてしまっている所為か、普通にカッコいいとしか思えない。他の曲が品の良い感じだとすれば、その曲だけちょっと気合の入ったワルい演奏という感じに思える位の違い。MCでは曲目解説、CDのセールストーク。このTRIOの音源13枚焼いてきて、神戸で7枚売れたから今日は6枚。しかも1部2部構成の幕間にそれも売り切れた、と。アンコールではモニターも切ってのアコースティックジャズライヴ。入り込んで、「今日はやばかったーーーー!!!」的なライヴではなかったけれど、場の雰囲気もよく、良い演奏を見られて満足。酔った頭でぼうっと持ったこのTRIOのイメージ、(自分が女子なら)藤井さんはお父さんになって欲しいな、で菊地さんは恋人だろう、で坪口さんは旦那かな。非常に良い男ぞろいってことです。帰りにまた別の「なか卯」に寄り、豚丼と小きつねを喰らう。