あの娘ぼくがロングシュート決めたらどんな顔するだろう

昼寝してしまったのは、音楽に聴き入っていたからというのもある。集中して音楽を聴くと眠くなる。特にひとつのパート、特にベースを追っているとかなりの確率で眠ってしまう。今日は岡村靖幸『OH! ベスト』の2枚目を、もうかなりのヘヴィローテながらじっくり聴いていた。本当に細かい芸とダイナミックな歌、そしてアレンジで、思わずニヤけてしまう。その中でも『あの娘ぼくがロングシュート決めたらどんな顔するだろう』は素晴らしい。アコギのコードストロークから始まって、ダダダダってベースとドラムのユニゾン、そしてせつない声の被ってくるイントロ。ベタベタなのに、泣かされる。で、歌詞もいきなりバスケのシーンから。ラスト15秒の緊張感、比喩の連続。うわああ〜〜。歌とバイオリンのピチカート(?)のユニゾンもいいなあ(この曲で弦楽はすごく重要な効果を担ってる)。それと特に好きなのが、「ブラスバンドッ!」で始まる高校生チックなブラスセクション。青春1、2、3な気分を盛り上げる。突然のキメだとか、子供の声のコーラスだとか、岡村ワールドの要素を余すことなく詰め込みつつ、すごくポップで、ファンク/ソウルな部分には欠けるけれど、広く一般に支持されてもおかしくないのになあと思う。リアルタイムでは知らないからどんな評判だったのか分からないし、岡村靖幸という人の作品のなかの位置付けもよく知らないのだけれど。とにかくすごくいい曲だ。RSRFESのラストもこの曲だったみたいだしな。とにかく岡村ちゃんに夢中って話。