変わり映えのしない

毎日。夏季集中講義3日目。今日は割りとすっきりした気分で講義を受ける(遅刻したけど)。本当に法学部に入らなくてよかったと、この講義を受けて実感。条文とか、無理です。すっきりした気分はきっと天気の所為で、特に授業が頭に入ってくるというわけではないらしい。頭のなか要らんことばっか考える。「Jungle Smile」というユニットについて思い出す。初めて金払ってみたライヴがこの人達のライヴだったというのは誇るべきかどうなのか。中部地方では某専門学校のCMでおなじみだったので、結構ファンが多い気がする。一番売れたのは「おなじ星」って曲だと思う。ディーバ系のボーカルと、プロデューサー的男のユニット。このバランスが絶妙だった。決して上手くないボーカルはかすれ気味の声を振り絞って歌う。COCCOとかに近い、本当に精神的な不安定さとかを感じる(松本亀吉の本にもそんなコメントが載ってた)歌い方。プロディーサー男もくせもので、アイドルをプロデュースする感覚というよりは、自分の音楽の実現のために女性ボーカルと組んでる感じ。2ndアルバムの『林檎のためいき』って作品でその雰囲気は顕著に出てる。歌詞のきわどさとオケの暴走。このバランス。「おなじ星」が売れて、割といい感じでメジャー展開していたのもつかの間、ボーカル高木郁乃が声帯を痛めて療養、ツアーが中止になった。振り込んだチケ代が突然返って来てビックリしたのを覚えてる。その後、なんとなくポップスを聴かなくなって、この人たちの音楽からも遠ざかっていた。で、京都に来た一年目かな、河原町HMVで偶然インストアライヴをやってた。なんだかもう、どうしようもない気持ちで立ち尽くして聴き入ってしまった。サイン会とかもあったけど、そんな気にもなれず、ライヴが終ったらさっさと家に帰った気がする。最初にライヴ見たのもインストアで、リズムマシーンとアコギ、あとベースもいたかな、とにかくジャンクなカラオケって感じで、結構ロックな雰囲気だった、それに比べてとにかく優しい、まさに包み込むって感じの音になってた。3rdでは、詞とオケがお互いに影響するようなつくり方になったという発言を読んだ、きっとお互いのエゴのぶつけ合いから、ひとつの音楽を作るって方向に行った結果なんだろう。その感じが好きか嫌いかも分からなくて、モヤモヤした気持ちになった。長々回想してしまった。現在はもう活動休止していて、男のほうは今も音楽活動中。そんな訳で、その男、吉田ゐさおさんには今でも注目しているんだけれど、あんま情報がないし日記もよくわからんしな〜。こんなことを思い出したのは、菊地バークリー本読んだことも少なからず影響してます。