菊地成孔トークイベント

at新風館オープンテラス。予告どおり浴衣姿の菊地氏。教室での講義の感覚でカリキュラム等組んできたそうで、ビアガーデンの様なロケーション+完璧リラックスムードに戸惑い気味。浴衣で来るって言ってる時点で知ってるものだと思ってた。その上観客の『憂鬱と官能を教えた学校』読破率の低さのため急遽、本の宣伝的概要説明になる。でも、当日会場で購入の人のみサインします、と宣伝してしまってたので仕方ないかも。自分も迷った口で、この前CDにサインしてもらったばかりだしまあいいかと、それより講演の時質問でもしようかと思い先に購入した。音楽の機能的発達はこれまで3回あったこと、20世紀を代表する三つの音楽理論、バークリー、LCC、ラングについて(閉じこもってる人たちとディスカッションするために訴訟を待ってるんだ!と連呼、そうしないとカウンターバークリーが書けないと)。などなど、まさに概要を、時々キーボードでの実演を交えながら解説。一応斜め読みながらある程度読んでいったので復習気分で聞くことができた。今日は新風館で結婚式の2次会が何組かあり、30分に一回くらいセレモニーのためトークが中断。イベント前に大友さんと一杯引っ掛けてきたらしい菊地氏は変なノリで、CDJでおめでとうをスクラッチでやってみたり、チューしろ!って叫んだり。セールストーク終了後は質疑応答、3、4人が質問。本を読んでいない人も多く質問もそれほど出ず、せっかくだしと言うことで菊地さんの最近の仕事音源試聴会になる。杉良太郎リミックス、スパンクハッピーのドミニクバージョン(曲は同じで声がドミニクに差し替えられただけのもの)菊地氏の言うとおり、アンルイスとかビビアンスーみたいな、アジア系外国人が日本語で歌うたどたどしさがあった。あとは南博、スライ何たらだっけ?(不勉強ながら知りませんでした)。その後涼しくなってきたと言って、浴衣から着替えてサイン会。ハグやら写真やら、なかなか難波の時より開放的な感じ。今回はひとふりずつ氏の愛用の香水ミュグレー(?)のサービスつき。なんだかゆる〜いイベントでファンクラブの集いみたいだった、面白かったけど。明日はDCPRGライヴだ。帰るときに見かけた大友さんのバンドもゲストに津上さんも参加のサイケロックらしいし楽しみ。