東京ザヴィヌルバッハ/アート・リンゼイ・トリオ@メトロ

2度目の東ザ。20分ほど押しての登場。坪口さんは赤いシャツにサングラス、菊地さんは例のファー付きジャケットに、龍Tシャツ、デカイサングラス。初めて見たときはシックな2人組だったと思うんだけれど、今回はワルそう。
基本的にはアルバムの曲を割と忠実に再現する感じで進む。最初の方はCD-Jの音が耳に痛いぐらいに鋭く出てた。これがコンプ無しの出音の良さってやつか、と実感。それにしてもCD-Jさばきは見ていて圧倒される。また前見たときとの比較だけれど、ちょっとはったり臭いスクラッチばかり決めてるように見えていたのが、自分が成長したか、実際に複雑化したのかDCPRGのときに見たような、プレイ、ストップの連続で鍵盤かサンプラーみたいに扱ったり、スイッチ操作とスクラッチの連続技や、ループによる効果、スクラッチの技等々、「適当にスクラッチ入れただけ」と(書いてた気がする)はとても言えない気がする。
坪口さんのプレイはあまり見れず残念。坪口さんのピアノをCD-Jでプレイしつつ、生シンセで別のフレーズ重ねてるのを生で見られて、面白かった。あと、デートコースの時の菊地さんみたくQ出すのも、うわ!!って、息がぴったりでもないけれど、盛り上がる。
前回が知識ゼロで、今回は新譜からのみってことで、今度は生成過程のライヴを見たいなあと思った。テクニックを見せ付けつつ、大人のお悪戯って感じがほんとに魅力的なバンドだと思う。