RSR④

アーステントに移動すると、というか近づくにつれて妙なハイテンションボイスと、ノイズかノイズギリギリかって言うギターの音が聴こえる。ポリシックスのステージ。テンション高すぎ。メンバーチェンジを繰り返しつつも、あのスタイルを貫き通してるポリは、いやハヤシ個人なのか分からないけれど、カッコいいと思う。でも、さすがにギターの音は無茶苦茶過ぎ。高音のノイズしか出てない瞬間が多々あったし。
続いて電気グルーヴ×スチャダラパー。正直アルバムを試聴した感じ微妙だったから音楽的には期待してないけれど、ステージとかどれだけ楽しませてくれるかを見に。連れがトイレに抜けたら、人多すぎで戻ってこなかった。さすが隠れメインアクト。ライヴはと言えばやっぱどうもそのノリが微妙で、何かだっるい気分だった。途中テントからの脱出を考えるも、外は大雨のため断念。といいつつ、ラストのトゥワイライトのリズムに乗り切れてないスチャダラップは意外と好きだった。と言うことで、このユニット、普通のおじさんに戻ってしまった。
また雨のためテントへ非難。シアターブルックを遠くに聞く。
だらっとしてる間に23時。このためが8割っていえるくらい楽しみにしてた、QYBの時間になる。幸い雨も弱まって、ステージに向かう途中からdipの曲が聞こえる。サウンドチェックなんだろうけど、1曲バシッとやってて、どこからともなく「dip!?」みたいな、同じ境遇の人らがステージに走って行ってた。ステージ前には透明な幕が張られてて、最初雨よけかと思ったけど、映像用だと気づき、ちょっと自分のあほさに笑う。ステージの結構中まで雨が降り込んでて、機材大丈夫なのかなあと不安になる。ヤマジさんは「E=mc2」ってTシャツ、スタッフも着てたしグッズなのかな。ちょっと欲しい。ギターはジャズマスター2本に、アンプはマーシャルとVOX、足元はアナログディレイとか、前のツアーと同じような感じのに、マイクロアンプとかも繋いであった。ベラさんは、ヨシノトランスと同じくコンペティション赤のムスタングベース。クハラさんはやっぱりカノウプスのドラム。映像もあるけど、ヤマジさん側のスクリーン越しじゃなくステージの見える位置に行けたし、ずっとそこで見る。QYBはほとんどdipの曲をやってた。でもやっぱり違って聴こえた。疾走感のある曲は、こっちのがカッコいいかもって思ったけど(クハラさんのドラムはやっぱり曲を前へ前へとひっぱていく感じで格好いい)、ダルイ感じの曲とか、浮遊感となるとdipの方が好きだった(サイケトランスはやっぱりdip)。QYBQYBでオリジナル作ってどんどんやってもらいたい気もする。dipはバンドは化学反応ってことをよく表してるいいバンドだなと改めて思った。最後、ずっとアンコールの手拍子をしてたけど、撤収が始まった。中村達也×ヤマジをやってくれると期待してたけど、今回のRSRはそんな企画無しだったみたいで残念。