RSR⑦

ここまで引っ張ると本格的に記憶があいまいに。
デートコースを見て、多分ブラックホールの横のTシャツのブースをうろうろしたり、フラフラとサンステージに寄り道しながら向かった。ライムスターの迷走のファンクを聞いた覚えはある。
だいぶ日は暮れかかってきてて、肌寒くなってきて上着を取りに行こうかと思いつつも、フィッシュマンズが始まったので、遠目に見てた。一人ずつゲストボーカルが紹介される。自分にとってフィッシュマンズはリアルタイムで聞いてたバンドではないから、熱狂的なファンの気持ちは全然分からない。ただボーカルが亡くなった時の音楽誌の記事の温度、自分にとってはそれがずっとフィッシュマンズのイメージになってる。とは言え、大学の時にレンタルしてみたり、隣の音楽サークルにはコピーバンドがいたり、それこそ思い入れがすごくあるだろうバンドマンがいたり(なぜかはっぴいえんどとファンがかぶる)、つじあやのがカバーしてるの聴いたりで、あの雰囲気には馴染みができた。ドライ&へヴィみたいなゴリゴリのダヴとは違うダヴポップ(?)。やっぱり遠巻きに見て、カフェオレで体を温める。
オアシスに移動して、ASA-CHANG&巡礼。ステージのセッティングからして何か変な空間になってる。人も多くなくて座って待つ。ブラックライトに照らされて、ライヴが始まる。真ん中に置いてある機材がすごく気になる。タブラとリンクしてあのサンプリング音みたいな声がなったり、全然仕組みが分からない。途中でジャージの宣伝したり、意外と普通な人。そろそろハイロウズに…と立ち上がったところで(気づいたらテントの奥まで人がびっしり座ってた)、最後に「花」という曲を、って、それが聴きたくて見てたんだよ!ってことで、もう一度座りなおして聴き入る。本当にあの仕組みが気になるライヴ。でも「花」は、良かった。やっぱり。
ご飯食べつつハイロウズを聴く。自分がハイロウズの好きな曲って、マーシーの曲らしいってことを聞く。あの年で青春とか、少年とかの、なんかどうにもならない気持ちを歌って、あれだけの説得力をもたせてしまうヒロトは凄いし、格好いい。でも、もしかしたら自分よりもっと若い、今の少年たちには伝わらないのかもって気も少しした。
ちょっと楽しみにしてた安藤裕子を見る。Lマガの表紙を見て、モデルさんかなんかだと思ってたら、実は歌手でしかも意外と年も20代後半とかで、どんな人なのかなと。てか、バンド、ベースTOKIEさんだし。残念ながら歌が好みじゃない。ルックスはけっこう好きなのに…。もっと、俺節!で歌い上げたら良いのに。安藤裕子途中で花火、やっぱりここで見る花火は特別。今年は一段と多かった気がする。