RSRFES ミッドナイトブレイク後

TAQUYA2004-08-22

ブルーハーブを見届け、サンステージに向かう。去年に引き続きサンステージに登場のバンプオブチキン。俺等の青春。でも、完全には同化出来なくなって、距離が生まれた世界観。でも、決してでかくは無いステージにいたボロボロの演奏でも必死で歌うバンプが、ちゃんと成長して、あれだけでかいステージの上にいること、そして観客を沸かせていることには感動する。藤原基央の歌、フェイクしまくりのラインにも安定感が出て、無理矢理な、痛々しさを感じなくなった。ひとえに演奏の安定の所為かな。相変わらずギターソロなんかは若いのにそんな渋いフレーズばっか!!と思ってしまうけれど、もうなんでもいい。自分らの道を突き進んでくれと思う。DCPRG菊地氏に「佐野元春のような」と形容されたその声と、歌と詩世界、それを支えるバンドのサウンド、それだけあれば大丈夫だ。『ガラスのブルース』のブレイクだけはいただけないけど。
バンプ後夜食。蕎麦とライジングサン丼(?)てニシンと数の子のどんぶり。なんか、ぬるいごはんに冷たいものがのってってすげえ微妙だった。唯一ハズレのメシかも。
そのままテントに戻りテントから渋さ知らズを聴く。ちょっと疲労もたまり前に見に行く元気がなくなってしまった。そのまま仮眠に入る。このフェスで2回もやった渋さを1回も見なかったなんてなんてバカなんだ!と怒られそうだ。
起きると、オリジナルラヴが始まっている。外は白んできてはいるものの、日はまだ昇っていない。とりあえずトイレが大変な事になっていた。会場東のトイレ全部使用禁止、女の子がスタッフと揉めていたと言う、つれの目撃談。終盤は生きてるトイレ少ないモンなぁ。そういや、今年からお目見えの、男子小便専用のやつ、あれは結構便利だった。フジは後ろについ立が無かったらしいけど、それもあったし、回転も速いし。そんなこんなでトイレに並びながらのお日様との対面。ちょっといけてない気もするけど、もうその素晴らしさといったら無かった。1年目は寝過ごし、2年目はウルフルズと迎え、今年はオリラヴをトイレに並びながら見つつ。今年が一番感動したなあ。田島さんは朝の顔じゃない気もするけれど。やっぱりロン毛の関根さんのような気がしないでもないけれど。でもいい朝だと思えた。
「やった〜!」を連呼し、何かを捲し立てるように喋る田島さんは、少し天然というか、面白い人だと思った(奇人?)。ラストといいつつ、もう一曲やったのは、時間が押しててアンコールも立て続けにやったんだと思う。フェス全体を通しての最後のステージが終わり、スタッフが登場。「スタッフが半分、皆さんが半分で作り上げてきたフェス。」まさに。雨が降っても砂埃がひどくても体力的に辛くても、来年も来たいなあと思わせてくれるこのフェスに感謝。ステージから戻る途中、とっくにテントをばらした人もいれば、会場から追い出される昼までいるつもりなのかなってノリの人たちもいる。みんなが自分のペースで満喫したお祭り、やっぱりいいなあ。フジロックを語る上である言葉「フェスから半年間はその余韻に浸り、そのもう半年は次のフェスに向けての準備を楽しみにする」ライジングサンもそんなフェスになってきている、もともとそうだったのかな?さあテントの砂埃を払って、荷物まとめて帰ろうか。