昭和歌謡大全集
原作も面白かったけれど、映画もいい。キャスティングが地味に凄くてかなり変。フーミンとか出てるしビックリした。松田龍平の役どころが『ナイン・ソウルズ』を連想させて、ちょっと惜しい。原作を大分前に読んだから、いい具合に予想がつかず、無理矢理な展開を楽しめた。ってか、何で劇場で見なかったんだろう。見逃してたなあ。龍氏のエッセイにもよく出てくる(来た)「おばさんは進化を止めた生き物だ」とか「みんな迷惑している」とか、作品と考えはリンクしないと言ってる割に、偏った考え方が滲み出してるとこも、実は好き。(イン・ザ・ミソスープとか)。『69』しかり、『ラブ&ポップ』しかり、龍氏の作品は映画になっても意外と上手く行ってるなあと思う。今度は本人監督の問題作『KYOKO』と『トパーズ』あたりを借りてみよう。
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